amazonせどりの中で、僕の得意とする予約販売は、リスクは限りなくゼロですが、どうしても若干在庫が出てしまいます。

また、自分の読みが外れて、価格が上がらず、滞留在庫となってしまうものもあります。

できるだけ、高い価格で売りたいがために、ずっと放置でよいのでしょうか?

今回は、会計の考えを用いながら、これについて書きたいと思います。

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滞留在庫がなぜ悪いのか?

在庫はお金が物に変わった状態であると会計的には考えます。

商品を仕入れる時にお金を使っているのでイメージしやすいと思います。


お金が物に変わった状態が在庫であるならば、

滞留在庫はお金が寝ている状態と言えるでしょう。


ビジネスにおいて、お金は雪だるま式に増えていくのが望ましいです。

雪で丸い雪を転がしていくと、だんだん大きくなりますよね。

そんな風にお金は回転させて、どんどん大きくさせていくことが理想なのです。


それに照らし合わせると、滞留在庫はお金が寝ており、転がっていない状態ですから、

ビジネスで儲けるにあたり、「悪」なのです。

どういった商品を滞留在庫というのか?

商品を仕入れるとき、いくらぐらいで、いつ頃までに売りたいという

イメージがあると思います。

そのイメージから外れ、ずっと売却できないものを滞留在庫と言います。

  • 売り切りたい期間を超えて未だ売れない商品
  • 値段が下がってしまったが、値段が上がるのを待っている在庫


在庫回転期間の考え方を導入しよう

会計の世界では、売上と在庫を比較することで、

自分の適正な在庫量はどれくらいなのかを測る指標があります。

それは、在庫回転期間と言います。



例を挙げて、説明したいと思います。

(例示)

年間の売上:1,200

現在の在庫の金額:50

式は、在庫の金額÷1か月当たりの売上高です。

=50÷100・・・・0.5ヶ月

例示では、在庫の回転期間は0.5ヶ月となり、

意味するのは、現在の在庫は0.5ヶ月、つまり半月でなくなる在庫量となります。

もう一つ例を。

年間の売上:1,200

現在の在庫の金額:600

=600÷100・・・・6ヶ月

意味するのは、現在の在庫は6か月でなくなる在庫量となります。


適正な在庫回転期間は?

本当は人それぞれ扱っている商品によって、適正な在庫回転期間は変わるべきなのですが、

一つの目安を教えます。

せどりのようなビジネスの場合、適正在庫回転期間は3ヶ月です。

これは、すぐ売れる在庫も滞留在庫も、全部含めた在庫で計算して、

平均して3ヶ月でさばけるのが理想です。

現在、3ヶ月以上の方は、値段を下げてでも売上を増やすか、すぐ売れる在庫を

もっと仕入れて売上を増やす等して、3ヶ月になるように持って行ったほうがよいです。


一方、3ヶ月以下の方は、そんな頻繁には売れなくても長期ではさばける利益率の高い商品を

仕入れても大丈夫だと思います。

数量での目安について

金額で在庫量を計算するのは、今のセラーセントラルでは面倒なので、

数量的な目安を書きますと、

全在庫数量の2%が毎日売れていくことが目安となります。

つまり、在庫100点ある人だったら、一日2個売れれば、適正だと言えます。

こちらのamazonせどりの全般について書いた記事も参考にしてみてください。